中秋の名月と食欲の秋
今年の「中秋の名月」は9月29日だそうです。
「中秋の名月」とは、旧暦の秋にあたる7月から9月のちょうど真ん中の8月が「中秋」とよばれ、その中でもお月様が一番美しい満月のことを「中秋の名月」と呼び親しまれてきたようです。毎年、この日付は変わります。
また、新月を1日として15日後に満月となることから「十五夜」という言葉も耳なじみがあります。
秋は、涼しくなるにつれ、空気が乾燥し、景色がとても鮮明にきれいに見える時期でもあります。山は紅葉し、日暮れが早く夜は月が高く美しく見えます。
お月見は、月が美しく見える満月の夜に、お月様に見立てた団子を15個積み上げススキと一緒にお供えするのがポピュラーです。
イラストや写真などでは、そういったスタイルを見かけますが、私は、三色団子をほおばり片手にビールで空を見上げます。
この時期、空を見るためにキャンプをしに行くことがあります。一昨年の10月、冬はスキー場になるような標高の山でキャンプをしたことがありました。空は近く、曇っていて月が見えるかどうかわからなったのですが、時間がたつにつれ雲は晴れ月がくっきり浮かびあがりました。この時期に、この場所でキャンプをしようと思う人は私しかいなかったようで、完ソロでした。近くにベンチがあったので、ビールと少しのおつまみをもって座り一人お月見を堪能しました。
解放感と、美しい月。
とても、癒された気持ちになりました。
そのあとは、月よりも大自然の脅威にさらされ、鹿と獣に囲まれるという恐怖をあじわいました。でも、雲が晴れてよかったと良い思い出になりました。
今年は、何をしましょうか?
キャンプは計画できなかったので、仕事場から月を見るためドライブでもしましょうか?
干し芋を買ったので、それを片手に家の近くで良いところを探そうか?
と、いろいろ楽しみになっています。
でも、非日常を味わいたいと思うので、少し遠出してもいいなと思っています。
食欲の秋でもあるので、美しいものがあるとついつい食べてしまいがちです。
芋に栗、どちらも大好物です。炊き込みご飯や焼き魚もおいしいし、すでに食べ物で頭はいっぱいです。この時期は、どうしても体重が増えてしまうので気を付けていきたいものです。